トラブルシューティング
この章では、よくある問題とその解決方法をまとめています。多くは RigAstra の設計上の動作(たとえば MIDI クロックが 1 つの宛先にしか送られないこと)によるものなので、故障を疑う前に確認してみてください。
コントロールに触れても音が出ない
RigAstra はコントローラーです。MIDI と OSC を送信し、音はそれを受け取る機器やアプリから出ます。次の順に確認してください。
- 設定 > MIDI出力を開き、宛先をタップして、正しい機器が選ばれていることを確認します(テストするならすべての出力を選びます)。
- 機器が一覧にない場合は、出力をスキャンをタップします。
- コントロールのインスペクタを開き、MIDI モードになっていること(MIDI · MACRO · OSC モードを参照)と、チャンネルが音源の受信チャンネルと一致していることを確認します。
- 受信側の機器やアプリで、その MIDI 入力とチャンネルを受け付ける設定になっていることを確認します。
- ネットワークの宛先([NET])を使っている場合は、コンピューターがデバイスに接続されていることを確認します(コンピューターに接続するを参照)。
接続した機器が一覧に表示されない
- 物理的な接続またはネットワーク接続と、機器の電源が入っていることを確認します。
- 設定で出力をスキャンをタップして、宛先を探し直します。
- iPhone と iPad で、IDAM を使ってケーブルで Mac に接続する場合は、ケーブルを接続して Mac で IDAM を有効にしてから、もう一度出力をスキャンをタップします。
- クロックのソース(入力)には、MIDI入力をスキャンを使います。
RigAstra は宛先と入力を名前で記憶しています。一度選んだ機器が再接続されると、自動で再び選ばれます。
機器が MIDI クロックを受信しない
- MIDI クロックは 1 つの宛先にだけ送られます。設定のリストで選んだ中で、最初に接続されている宛先です。複数の宛先を選んでいる場合は、クロックが必要な機器がそのリストの最初になるようにするか、その機器だけを選んだ状態にしてください。
- 最初の宛先が切断されると、クロックは自動的に次に接続されている宛先(ケーブルまたは IDAM、次にネットワーク、最後に Bluetooth)に移り、最初の宛先が再接続されるとそちらに戻ります。ネットワーク以外の宛先が選択され接続されている場合、ネットワークの宛先にはクロックは送られません。
- ネットワークの宛先([NET])は Start と Stop だけを受け取り、クロックパルスは受け取りません。クロックを送るには、ケーブルまたは Bluetooth で接続してください。
- クロックのソースが外部 MIDI の場合、RigAstra はクロックを送信しません。テンポ画面で内部に切り替えてください。
- バックグラウンドでクロックが動き続けるのは、いずれかのエンジンが動いている間だけです。何も鳴っていなければ、システムが RigAstra を一時停止し、クロックは止まります。
RigAstra が DAW のクロックに追従しない
- テンポ画面を開き、クロックセクションで外部 MIDIを選びます。
- 設定 > MIDI入力で、DAW の入力が選ばれている(またはすべての入力になっている)ことを確認します。なしになっていると、どの機器もクロックを制御できません。
- アプリを開いたあとに機器を接続した場合は、MIDI入力をスキャンをタップします。
- 状態テキストを確認します。外部MIDIクロック待機中はまだ何も届いていないこと、外部クロック検出はクロックが届いていることを示し、テンポを算出すると受信した BPM が表示されます(例:外部 120.0 BPM)。
アプリを開くと、クロックは内部から始まります。もう一度外部 MIDI を選び、DAW からクロックの送信を始めてください。一度選ぶと、クロックが届かなくても外部 MIDI のまま維持されます。
外部クロックでテンポが飛ぶ、不安定になる
複数の入力から同時にクロックが届くと、RigAstra は最初の入力に従い、その入力の送信が 500 ms 途切れるまで他の入力を無視します。Stop だけではソースは切り替わりません。テンポを決める入力を指定するには、設定 > MIDI入力で、その機器の入力を 1 つだけ選んだ状態にしてください。
Tap が反応しない
Tap は内部クロックでのみ使えます。外部 MIDI では、外部機器がテンポを決めます。
ノートが途切れ、エンジンが勝手に止まる
これは安全機能です。オーディオの割り込み(電話の着信など)があると、RigAstra はノートが鳴りっぱなしにならないよう、すべてのエンジンを停止し、すべてのノートをオフにします。戻ったら、エンジンを手動でもう一度スタートしてください。
バックグラウンドでは、RigAstra はいずれかのエンジンが動いている間は演奏を続けます。何も鳴っていなければ、ノートをオフにし、システムがアプリを一時停止します。ライブ演奏中は割り込みを避けてください(たとえば、着信を消音する集中モードやおやすみモードを使います)。
アルペジエーターまたはドローンパッドのチャンネルを変更すると、そのエンジンのノートだけがオフになり、ほかのエンジンは演奏を続けます。
OSC メッセージが届かない
- iPhone と iPad では、RigAstra がローカルネットワーク上の機器にアクセスするための許可をシステムが求めます。許可しなかった場合は、システムの「設定」アプリのプライバシーとセキュリティ > ローカルネットワークでオンにしてください。
- 設定 > OSC出力 > OSC出力の管理で、受信側の機器の IP とポートを確認します。RigAstra は機器を自動検出しません。手入力が必要です。
- コントロールが OSC モードになっていて、正しい出力とパスが選ばれていることを確認します。
- 受信側のソフトウェアが、そのポートとパスで待ち受けていることを確認します。
RigAstra は OSC を送信するだけで、OSC メッセージは受信しません。MIDI と OSC の接続をご覧ください。
Android のファイルが開けない、または一部しか届かない
現時点では、Android と iPhone・iPad の間ですべてのファイルが移行できるわけではありません。シーンのコレクション全体(.rigastrascenes)とアルペジエーターのプリセットには互換性がありますが、単体のシーン、ページプリセット、ドラムプレイヤーのプリセット、設定には制限があります。詳しくはファイルとバックアップをご覧ください。
iPhone と iPad の間では、すべてのファイルに互換性があります。
「新しいバージョンの RigAstra が必要です」と表示される
そのファイルやシーンは、新しいバージョンのアプリで作られたものです。RigAstra をアップデートしてください。それまでの間、RigAstra は知らない部分をそのまま保持し、ファイルを変更しません。
「ファイルについて」というメッセージが表示される
RigAstra が内部ファイルのどれかを読み取れませんでした。元のファイルのコピーを残し、可能であれば自動バックアップから復旧しています。復旧できなかった場合は、アプリを再起動するまでそのファイルへの変更は保存されません。メッセージをお読みください。どのファイルで、何が行われたかが書かれています。ファイルとバックアップをご覧ください。
シーンを読み込んだら、自分のシーンが消えた
シーンを読み込むはファイル内のシーンを追加します。あなたのシーンを置き換えるのは、名前が重複していて置き換えを選んだ場合だけです。すべてのシーンを置き換えるのはバックアップを復元で、必ず先に確認を求めます。RigAstra はシーンを置き換える前に自動バックアップを残します。ファイルとバックアップをご覧ください。
シンセの MIDI Learn が別の CC を拾う
再生中はアルペジエーターと LFO が CC を送り続けており、MIDI Learn は通常、最初に受け取った CC を拾います。割り当て中はエンジンを止めるか、アルペジエーターの Mod をオフにして、割り当てたいコントロールだけを動かしてください。
アルペジエーター・プリセットの Up、Down の働き
レーンはノートを低い順に鳴らし、各プリセットのパターンが方向を描きます。Up はレーンを上へ、Down は下へ、UpDown は上がって下がります。違いを聴くには複数のノートを押さえてください。1 音だけだと、すべてのレーンがその音を鳴らします。アルペジエーターをご覧ください。
ノートが 1 オクターブずれて表示される(C3 または C4)
中央C の呼び方はメーカーによって異なります。設定 > 中央Cで C3、C4、C5 のいずれかを選び、機材の表記に合わせてください。変わるのは名前だけで、送信されるノートは変わりません。
それでも解決しない場合
サポートフォームからご連絡ください。RigAstra のバージョン(設定 > RigAstraについてで確認できます)、お使いのデバイスとそのシステムのバージョン、問題が起きたときに何をしていたかをお書き添えください。