テンポとクロック
RigAstra には、すべてのエンジンのテンポを決める 1 つのグローバルクロックがあります。対象はアルペジエーター、ドラムプレイヤー、Sync モードの LFO、そしてドローンパッドの再トリガーです。クロックは 4 分音符あたり 24 パルス(PPQN 24、MIDI クロックの標準)で動作し、RigAstra がテンポを決める内部クロックと、ほかの機器の MIDI クロックに RigAstra が追従する外部クロックがあります。
これを使って、すべてのエンジンが一緒に演奏するように曲のテンポを設定したり、ドラムマシン、シンセ、DAW に MIDI クロックを送ったり、DAW など MIDI クロックを送る機器のテンポに追従したりできます。
テンポ画面を開く
Perform で、上部バーのテンポのピル(BPM を表示し、拍に合わせて点滅するもの)をタップします。テンポ画面が開き、上から順に次のように並んでいます。
- BPM ダイヤル。
- Tap と Sync Tap ボタン。
- Retrig 全ボタン。
- クロックセクション。内部 | 外部 MIDI のセレクターと、クロックの状態を示すテキスト行があります。
- いちばん下の赤いすべて停止ボタン。
完了をタップして閉じます。

ダイヤルでテンポを変える
- ダイヤルをドラッグしてテンポを変えます。内部クロックでは 1 BPM 刻み、外部クロックでは 0.1 刻みで動きます。
- 数字をタップすると、テンポを入力できます。入力値は小数点以下 2 桁まで使えます。
- ダイヤルをダブルタップすると、小数点以下を切り捨てます。
範囲は 20〜500 BPM です。BPM はセッションをまたいで記憶されます。
Tap と Sync Tap
Tap は、タップの間隔からテンポを割り出します。
- 音楽に合わせて Tap を何回かタップします。
- RigAstra は、直近最大 8 回分のタップ間隔を平均し(0.25〜3 秒の間隔だけを数えます)、結果を整数に丸めます。
- タップした BPM が画面に表示されます。
Tap は内部クロックでのみ使えます。
Sync Tap は、BPM を変えずに、タップした瞬間に拍を合わせ直します。バンドや外部のクリックにタイミングよく入りたいときに使います。ダウンビートちょうどで Sync Tap をタップしてください。
Retrig 全とすべて停止
| ボタン | 動作 |
|---|---|
| Retrig 全 | Sync 中のすべてのアルペジエーターを最初のステップから再スタートします。 |
| すべて停止 | すべてのアルペジエーター、ドローンパッド、ドラムプレイヤー、LFO を停止します。 |
内部クロック
デフォルトは内部クロックです。RigAstra がテンポを決め、それを機材に送ります。
- MIDI クロック(4 分音符あたり 24 パルス)と Start/Stop メッセージを 1 つの宛先に送ります。設定で最初に選んだ宛先、または何も選んでいない場合は RigAstra が自動で選んだ宛先です。
- ノートと CC は選択したすべての宛先に送られます。1 つの宛先にだけ送られるのは MIDI クロックだけです。
- ネットワークの宛先([NET])は Start と Stop を受け取りますが、ネットワークがあふれないよう、クロックパルスは受け取りません。
クロックの自動切り替え
最初に選んだ宛先が接続されていない場合、クロックは、選択中で接続されている次の宛先に移ります。RigAstra はまずケーブル接続(iPhone と iPad では Mac への IDAM も含む)を優先し、次にネットワーク、最後に Bluetooth を選びます。同じ接続方式の中では、選んだ順に従います。最初の宛先が戻ると、クロックもそちらに戻ります。
切り替えでテンポがリセットされることはありません。再生の途中でクロックを引き継いだ機器は Start を受け取らず、そのままパルスに同期します。
外部クロック(外部 MIDI)
クロックセクションで外部 MIDIを選ぶと、RigAstra がほかの機器のテンポに追従します。
- RigAstra は、設定 > MIDI入力で選んだ入力で MIDI クロック(パルス、Start、Continue、Stop)を受信します。デフォルトではすべての入力を受信します。
- 受信したクロックに追従してテンポを調整し続けるため、BPM に小数が表示されることがあります。
- Start を受信すると、Sync 中のアルペジエーター、ドラムプレイヤー、LFO がそろって再スタートします。Stop を受信すると停止します。
- Tap は無効になります。
- 外部クロックに追従している間、ループを防ぐため、RigAstra はクロックを送信しません。
状態テキストは、何も届いていない間は外部MIDIクロック待機中、受信が始まると BPM とともに外部クロック検出と表示されます。縦向きでは、状態の下にミリ秒単位のクロック精度の統計も表示されます。
複数の入力から同時にクロックが届くと、パルスが混ざってテンポが不安定になります。MIDI入力で入力を 1 つだけ選んでください。
アプリを開いたとき、アプリに戻ったとき、または MIDI の宛先が接続されたときに、ソースが外部 MIDI でクロックが届いていなければ、RigAstra は内部クロックに戻ります。あとから機器を接続した場合は、設定で MIDI入力をスキャンをタップしてクロックのソースを探し直し、もう一度外部 MIDI を選んでください。
シーンごとのテンポ
各シーンは最大 48 テンポのリストを保存し、Macro Tempo モジュールでライブで選べます。リストからテンポを選ぶと、グローバル BPM が変わります。
制限事項
- Ableton Link には対応していません。
- MIDI クロックは一度に 1 つの宛先にだけ送られます。
- 拍子の設定はありません。すべて 4 分音符とその分割で計算されます。
- アプリがバックグラウンドに移るとクロックが止まるため、ほかのアプリが画面に出ている間は RigAstra をマスタークロックにできません(Performを参照)。
クロックが届かない、テンポの動きがおかしい場合は、トラブルシューティングをご覧ください。