アルペジエーター

アルペジエーターは、ステップとレーンで構成されるシーケンサーです。鍵盤でコードを押さえると、描いたパターンに従って各ステップで鳴るノートが決まります。ステップごとにベロシティ、長さ、最大 3 つのモジュレーション CC を持たせられます。すべて RigAstra のグローバルクロックに同期します。

定番のアルペジオ、リズミカルなコード、ベースライン、ロングノートを含むモチーフ、ステップごとのフィルターの動きなど、常にテンポに合わせて使えます。

レーンのしくみ

アルペジエーターには 8 つのレーンがあります。鍵盤で押さえたノートは低い順に並べられ、それぞれがレーンに割り当てられます。いちばん低いノートがレーン 1、次がレーン 2、というように、レーン 8 まで続きます。

  • 押さえたノートの数がレーンより少ない場合は、レーンがノートを繰り返し割り当てます。2 音なら、レーン 3 はノート 1、レーン 4 はノート 2 を鳴らします。1 音なら、すべてのレーンがその音を鳴らします。こうして、パターンのどのステップも無音になりません。
  • 1 つのステップで複数のレーンが同じノートになった場合、そのノートは最も長い長さで 1 回だけ鳴ります。
  • 1 ステップで同時に鳴るのは最大 8 音(レーンごとに 1 音)です。

はじめに

  1. Editor で、パレットの MIDI セクションからアルペジエーターを追加します。
  2. Perform に切り替えます。モジュールには、ヘッダー、ステップの LED、入力用の鍵盤、そしてオンにしていれば 8 つのコードメモリボタンが表示されます。
  3. Play をタップして鍵盤でノートを押さえます。押さえている間、パターンが鳴ります。
  4. 指を離したあともノートを鳴らし続けたい場合は、Hold をオンにします。

Perform のヘッダー

コントロール動作
Play / Stopパターンを開始・停止します
Muteパターンは進み続けますが、ノートは送信しません
Syncステップをグローバルパルスに合わせます(下記参照)
Hold鍵盤から指を離してもノートを保持します
Retrigオンでは Play と Stop で最初のステップに戻ります。オフでは Stop が位置を記憶し、Play で次のノートから続けます
CH − / +MIDI チャンネル
プリセットプリセットライブラリを開きます

ヘッダーの鉛筆からステップエディターを開きます。インスペクタは Editor から開きます。

Perform のヘッダー
Perform のヘッダー

パターンを描く

ヘッダーの鉛筆からステップエディターを開きます。いくつかのタブがあります。

  • ノート:8 レーン × ステップのグリッドです。セルをタップするとオン/オフが切り替わります。横にドラッグすると、複数のステップにまたがるロングノートを作成・延長できます。
  • Vel:各ステップのベロシティ。
  • Mod 1、Mod 2、Mod 3:ステップごとの CC 値(1〜127)をバーで描きます。それぞれ個別にオンにして CC 番号を割り当てます。値を描いていないステップは 64 を送ります。

その下の Gate フェーダーで、ノートの長さをステップに対するパーセントで調整します。レート、ステップ、チャンネル、キー幅は − / + ボタンで設定し、ループブラケットで繰り返す最初と最後のステップを選びます。レートの値をタップすると、選択用のリストが開きます。

16 ステップを超えるとグリッドがページに分かれます。すべてですべてのステップを一度に表示します。

ステップエディターの項目

項目値
レート1/1、1/2、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64、1/4T、1/8T、1/16T、1/32T(デフォルトは 1/16)
ステップ1〜64(3 連符のレートでは 1〜48)。デフォルトは 16
レーン8
ステップごとのベロシティ1〜127(デフォルトは 100)
Gate全体共通のパーセント。ステップの 5%〜99% の範囲で適用。ロングノートの長さは、ステップ数 × ゲート
Mod 1〜3ステップごとに 1〜127 の値(描いていなければ 64)。それぞれオンにでき、個別の CC 番号を持ちます
チャンネル1〜16
キー幅22〜96 ポイント
ループステップ内の最初と最後のステップ
ホールド方式タイプ1 / タイプ2(下記参照)

Sync と Retrig

  • Sync オン:ステップがグローバルパルスのグリッドに乗り、Play をタップするとパターンは次の拍の区切りを待って始まります。各レートは実際の長さで進みます。1/1 は 4 分音符 4 つごと、1/2 は 4 分音符 2 つごとに 1 ステップ進み、グローバルパルスにそろいます。
  • Sync オフ:Play をタップした瞬間に、グローバルテンポでパターンが始まります。
  • Retrig オン:Play と Stop でループの最初のステップに戻ります。オフなら、Stop が位置を記憶し、Play で次のノートから続けます。Sync がオンなら、そのノートを次の拍の区切りで鳴らします。
  • 外部 MIDI クロックを使っている場合、Start で Sync がオンのアルペジエーターが再スタートし、Stop で停止します。詳しくはテンポとクロックをご覧ください。

コードメモリ

インスペクタでコードメモリボタンをオンにすると、モジュールに 8 つのボタンが表示されます。

  1. ボタンを長押し(約 0.7 秒)すると、鳴っているコードを保存します。
  2. ボタンをタップすると呼び出します。

ノートを押さえていない状態(Hold がオンで何も鳴っていない状態)でメモリを保存すると、そのボタンは空のメモリとして点灯したままになります。呼び出すとアルペジエーターは無音になり、別のメモリを読み込むかノートを弾くまで動き続けます。一度も保存していないボタンは消灯したままで、何もしません。

コードメモリボタンがオンになっていれば、これらのメモリは Macro Memories からも呼び出せます。Macro Memories から空のメモリを呼び出すと、アルペジエーターは無音のままで、そのページに移っても無音のままです。

インスペクタの項目

セクション項目値
インスタンス名テキストモジュール名
MIDIチャンネル1〜16
ホールド方式タイプ1 / タイプ2下記参照
コードボタンコードメモリボタン8 つのボタンを表示・非表示にします
コードボタンコードメモリをクリア8 つのメモリをすべて消去します(確認あり)
クリップボードコピー / ペースト
外観グローバルカラーを使用 / カスタムカラー

2 種類のホールド方式の動作は次のとおりです。

  • タイプ1:ホールド中のノートをもう一度弾くと、そのノートがコードから外れます。すべてを離したあとに最初に弾いたノートから、新しいコードが始まります。
  • タイプ2:ルート音(最初に弾いたノート)をもう一度弾くとコード全体がクリアされ、それ以外のノートを弾くとそのノートだけが外れます。
インスペクタの項目
インスペクタの項目

プリセット

プリセットは、工場出荷のプリセットと自分のプリセットが入ったアルペジエーターのプリセットライブラリを開きます。プリセットをご覧ください。

制限事項

  • レーンは常にノートを低い順にたどります。Up、Down、UpDown の方向は各プリセットのパターンに描かれています。独自のテンポはなく、Sync オフのときもグローバルテンポを使います。
  • 1/64 はクロックパルス 2 つに近似されるため、1/32T と同じに聞こえます。
  • iPhone と iPad でのモジュールのサイズ(セル単位、最小 / 初期 / 最大):iPhone 16×10 / 16×11 / 16×20、iPad 9×8 / 12×9 / 32×18。

関連項目

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