はじめに
RigAstra は、スマートフォンやタブレットを、自分で設計する MIDI・OSC コントロールサーフェスに変えるアプリです。iPhone、iPad、Android のスマートフォンとタブレットで動作します。RigAstra 自体は音を出しません。シンセ、ドラムマシン、ソフト音源、DAW に MIDI を送り、映像ソフト、デジタルミキサーなどの OSC 受信機器にネットワーク経由で OSC を送ります。
ノブの数が決まったコントローラーに自分を合わせるのではなく、必要なコントロールを好きな順番とサイズで並べた自分だけのページを作り、そのままライブで演奏できます。
シーン、ページ、コントロール
RigAstra のすべては 3 つの階層で構成されています。
| 階層 | 内容 |
|---|---|
| シーン | いちばん大きな単位です。1 曲、1 セット、あるいはスタジオのセットアップに相当します。シーンごとに独自のページ、グリッド、テンポリストを持ちます。 |
| ページ | シーンの中の 1 画面です。独自のコントロールのグリッド、背景、デフォルトのチャンネルとカラーを持ちます。1 つのシーンに最大 48 ページまで作れます。 |
| コントロール | ページに配置する各要素です。フェーダー、ノブ、パッド、キーボード、エンジン、マクロなど。 |
実用的なのは、1 曲につき 1 シーンを作り、ページでセクション(イントロ、Aメロ、サビ)や楽器を分ける使い方です。詳しくはシーンとページで説明します。

3 つのモード:MIDI、MACRO、OSC
コントロールは、演奏した内容の送り先によって分類されます。
| モード | 送り先 |
|---|---|
| MIDI | MIDI 機器やアプリ。チャンネルと CC 番号またはノート番号を使います。 |
| MACRO | 同じシーン内のほかのコントロール。1 つの操作で複数のコントロールを、それぞれの範囲内で同時に動かします。 |
| OSC | ネットワーク上のアプリや機器。IP アドレス、ポート、パスを使います。 |
フェーダー、ノブ、切替は 3 つのモードすべてで使えます。XYパッドは MIDI と OSC で使えます。それ以外のコントロールはモードが 1 つだけです。パッド、キーボード、ピッチベンド、音楽エンジンは MIDI 専用、マクロモジュールは MACRO 専用です。MIDI · MACRO · OSC モードをご覧ください。
RigAstra の画面
| 画面 | 用途 |
|---|---|
| シーン一覧 | 起動時の画面です。シーンを新しい順に表示します。ここでシーンの作成、オープン、管理を行い、歯車から設定を開きます。 |
| Perform | 演奏する画面です。シーンを開くと、最後に使ったページがそのままここに表示されます。 |
| Editor | 各ページを組み立てる画面です。パレットからコントロールを追加し、グリッドに配置して設定します。 |
設定には、アプリ全体に関わる項目がまとまっています。MIDI の出力と入力、OSC 出力、中央C の呼び方、アプリのカラーと背景、バックアップです。

エンジンとマクロ
指で動かすコントロールのほかに、RigAstra には自動で演奏するエンジンがあり、すべて同じクロックに同期します。アルペジエーター、ドラムプレイヤー、ドローンパッド、LFO です。
マクロはほかのコントロールを操作します。State は保存した値をワンタップで呼び出し、Macro Tempo はシーンのテンポを切り替え、Macro Memories は複数のエンジンのメモリを一度に切り替え、Macro Play は 1 つのモジュールから複数のエンジンを動かします。
始める前に
- RigAstra はオーディオを出力しません。MIDI または OSC を受信できる機器やアプリが必要です。
- OSC は送信専用です。RigAstra は OSC メッセージを送信しますが、受信はしません。
- RigAstra はバックグラウンドでは動作し続けません。ほかのアプリに切り替えると、安全のためにエンジンを停止し、すべてのノートをオフにします。
ドキュメントの構成
はじめに
- はじめての操作:Quick Start シーンを使った最初のセッションと、最初のコントロールの追加。
- MIDI と OSC の接続:MIDI の出力と入力、OSC 出力。
リグを組む
コントロール
エンジン
マクロ
ライブ・設定・ファイル
はじめて使う場合は、はじめての操作に進んでください。