テンポ、拍子、参照オーディオを扱う

音楽マップは、曲が時間の中でどのように構成されているかを表します。テンポチェンジは速さを決め、拍子の変更は拍を組み直し、記譜上の調はコードの表示方法を決めます。

セクションのテンポを変える

  1. エディター に切り替えて、テンポレーンを表示します。
  2. 変更を始めたい位置に再生ヘッドを置きます。
  3. レーンのコンテキストメニューを開き、再生ヘッドの位置にテンポポイントを追加します。
  4. BPM を入力します。
  5. もう一度テンポを変えたい位置や、前のテンポに戻したい位置に別のポイントを追加します。
  6. 最初のポイントより前から再生します。

値は次のポイントまで保たれます。2つのポイントを置いただけでは、なだらかに変化するランプにはなりません。ポイントはそのコントロールから編集・削除できます。最初のポイントはプロジェクトの基準テンポを保持します。

固定するものを選ぶ: TICK または SMPL

モードテンポを変えたとき
TICKノートは音楽上の位置を保ちます。秒単位の時間は速さに合わせて変わります。
SMPLノートは絶対的な時間を保ちます。音楽のグリッドが演奏に合わせて組み直されます。

セレクターはエディターのツールバーにあります。モードは録音の待機を解除した状態で切り替えてください。モードを選ぶだけではノートは動きません。以降のテンポ変更にノートがどう反応するかを決めるものです。

自由に録音したあとでテンポマップを作る

  1. 元のリズムを残したい場合は、クオンタイズせずに演奏を録音します。
  2. セッションのコピーを保存します。
  3. エディターで、テンポを変更する前にアンカーを SMPL に切り替えます。
  4. 基準にしたい最初の拍または小節の頭を探します。
  5. グリッドが演奏とおおよそ合うように、開始テンポを調整します。
  6. 曲を通して確認し、小節とノートをそろえる必要がある箇所にテンポポイントを追加します。
  7. 調整するたびに聴きます。グリッドが変わっても、演奏のタイミングは保たれているはずです。
  8. マップができたら、今後の速さの変更をノートに音楽的に反映させたい場合は TICK に切り替えます。
  9. セッションを保存します。

SMPL は、マップを編集している間の演奏を保つためのものです。拍を検出したり、マップを自動で作ったりはしません。

拍子の変更を追加する

  1. 拍子(メーター)レーンを表示します。
  2. 変更する音楽上の位置を探します。
  3. コンテキストメニューで拍子イベントを追加または編集します。
  4. 分子と分母を設定します。
  5. ルーラーとメトロノームで新しい区切りを確認します。
  6. その小節に関係するループや練習範囲を見直します。

記譜上の調を設定する

  1. コード(CHORDS)セクションの下にある 調 セクションを探します。常に表示されています。
  2. 目的の小節で調の変更を追加または編集します。
  3. 目的の調を選択します。
  4. コード名とチャートの表示を確認します。

記譜上の調はハーモニーの名前付けに役立ちます。MIDI 演奏が自動で移調されることはありません。

オーディオトラックを読み込む

  1. ファイル > オーディオトラックを読み込む… を選びます。
  2. WAV、AIFF、MP3 ファイルを選択します。
  3. エディターに切り替えて波形を表示します。
  4. レーン内でドラッグして、オーディオの開始位置を合わせます。
  5. 必要な精度に応じて、スナップをオンまたはオフにします。
  6. レーンのレベルを調整し、メーターを確認します。
  7. MIDI と一緒に再生し、必要に応じて位置を合わせ直します。
  8. セッションを保存し、関連するオーディオファイルも保管しておきます。

元の録音、伴奏トラック、演奏の参考にする音源などを使えます。オーディオは3つのモードすべてで再生され、書き出しに含めることもできます。

端のトリム、フェード、レベルの調整については、以下を参照してください。

クリップの端をトリムする(trim

クリップの端はつかんでトリムできます。ポインタを近づけると、カーソルが両方向の矢印に変わり、端に小さなバーが表示されます。

  1. クリップの左端または右端にポインタを移動します。
  2. 内側へドラッグするとトリムされ、外側へドラッグするとトリムした部分が戻ります。
  3. スナップ がオンの場合、端はグリッドの区切りに合わせられます。自由にトリムするにはオフにします。
  4. 最初と最後を再生して結果を確認します。

左端をトリムすると、タイムライン上のクリップの開始位置、ファイル内の再生開始位置、クリップの長さの3つが同時に変わりますが、1回の取り消し操作 です。Cmd+Z でクリップは元どおりになります。

トリムしてもディスク上のファイルは変わりません。余った部分は残っており、端を引き戻せばオーディオ全体を取り戻せます。クリップは100分の数秒より短くはできないため、引っ張れる端が必ず残ります。

フェードインとフェードアウトを追加する(fade infade out

各クリップの上端には2つのハンドルがあります。左のハンドルでフェードイン、右のハンドルでフェードアウトを操作します。

  1. ハンドルをクリップの内側へドラッグします。フェードが伸び、そのカーブが波形の上に表示されます。
  2. 端までドラッグして戻すとフェードが消えます。
  3. 右クリックして カーブ を選びます。ハンドル上ではそのフェードのカーブ、クリップのそれ以外の場所では両方(フェードインのカーブフェードアウトのカーブ)と フェードを削除 が表示されます。
  4. 最初と最後を再生して聴きます。

2つのフェードはクリップの長さを分け合います。フェードアウトに使えるのは、フェードインが残した部分だけです。クリップをフェードより短くトリムすると、フェードも一緒に短くなります。

カーブを選ぶ

カーブ聴こえ方
リニア振幅に対して直線的に変化します。短いフェードでは最も癖のない選択です。
等パワー聴感上のエネルギーを一定に保ちます。ほかの素材とクロスさせるときに適しています。
S カーブ始まりと終わりがなめらかで、中央で傾きが大きくなります。長いフェードイン向きです。
指数変化の大部分が最後に起こり、長い余韻が残ります。

トリムとフェードはミックスの一部です。エディターで聴こえるとおりに、書き出した動画と WAV にも反映されます。

トラックをミュート・ソロにする

左側のオーディオトラックのヘッダーには、おなじみの2つのボタンがあります。

  • M(オーディオトラックをミュート)mute)はオーディオトラックをミュートします。セッションに保存され、ミュートしたトラックは書き出されません。
  • S(オーディオトラックをソロ)solo)は インストゥルメント、ガイド、メトロノーム を消音し、読み込んだトラックだけを鳴らします。これは試聴のための状態です。フェーダーには触れず、セッションにも保存されず、書き出しにも影響しません(書き出しには専用のスイッチがあります)。

どちらも Cmd+Z で取り消せます。

チャンネルフェーダーでレベルを調整する

ヘッダーのメーターの横にあるボタンで、トラックの チャンネルストリップ が開きます。dB スケール付きの縦型フェーダー、その横のメーター、レベルの数値表示、M と S のボタンがあります。

  1. トラックヘッダーのフェーダーボタンをクリックします。
  2. フェーダーをドラッグします。ドラッグ中にレベルが変わり、離すと1回の取り消し操作になります。
  3. 0 dB に戻すには、フェーダーを Option-クリック(またはダブルクリック)します。
  4. 隅の でストリップを閉じます。

メーターはミキサーのチャンネルと同じ ピーク メーターです。瞬時に上がり、1秒あたり 20 dB で下がります。フェーダーの後、マスター音量の前で測るため、フェーダーを下げるとメーターも下がります。

表示意味
−12 dBFS まで: 通常の範囲です。
琥珀色−12〜−3 dBFS: 注意して見ておきたい範囲です。
−3 dBFS 超: 上限まであと一歩です。
細い明るい線ピークホールド: 直近数秒間の最高点です。
上部の赤い点0 dBFS 付近のピークがありました。クリアするまで点灯したままです。
PK最後にリセットしてからの最大ピーク(dBFS)です。

PK の表示をクリックすると、最大値がクリアされ、クリップの点が消えます。同じレベルは ミキサーオーディオトラック チャンネルでも設定できます。同じコントロールです。

オーディオを置き換える・削除する

  1. オーディオレーンを探します。
  2. コンテキストメニューでファイルを置き換えるか削除します。
  3. 置き換えた場合は、新しい素材で位置とレベルを確認します。
  4. セッションを保存します。

MIDI イベントの移動、小節の挿入、テンポマップの変更は、オーディオファイルを伸縮・編集することとは違います。音楽の構成を変えたあとは、必ず同期を確認してください。

その参照音源に合わせて演奏を録るには、録音 を参照してください。ミックスを仕上げて渡すには、書き出し を参照してください。

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